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滑って転倒、7人けが=季節外れの降雪で-東京(時事通信)

 東京都内に降った季節外れの雪の影響で、滑って転倒する人が相次ぎ、7人がけがをしたことが17日、東京消防庁のまとめで分かった。
 同庁によると、同日午前5時50分ごろ、台東区内で自転車に乗っていた女性(66)が滑って転倒し、左腕を骨折。同時刻ごろ、足立区内では新聞を取るため外に出た男性(72)が玄関前で転倒、頭を負傷した。 

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極楽浄土の世界をCG復元=平等院鳳凰堂内、創建時の彩色に(時事通信)

 平等院(京都府宇治市)は17日、CG(コンピューターグラフィックス)を使って、鳳凰堂の内部を11世紀の創建当時の極彩色に復元させたと発表した。鳳凰堂に極楽浄土の世界がよみがえった。
 復元されたのは、本尊の阿弥陀如来坐像が安置されている須弥壇(しゅみだん)や小壁と呼ばれる周囲の壁など。須弥壇は極楽に咲く架空の花とされる宝相華(ほうそうげ)やチョウをモチーフにした装飾を施し、飾り金具には獅子の図を金色で表現した。
 小壁の一番下の段は「空」をイメージ。ハスの花びらや琵琶などの楽器が舞い、青の色彩で描かれている。
 CGの復元図は17日から8月6日まで、宇治市の平等院ミュージアム鳳翔館で一般公開される。 

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「地球は想像以上に美しい」 山崎さんらが宇宙会見(産経新聞)

 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する山崎直子さん(39)や野口聡一さん(45)らが日本時間14日、日本実験棟「きぼう」の船内実験室と地上の間を衛星回線でつなぎ、記者会見を行った。山崎さんは「宇宙から見た地球は想像以上に美しかった」と初飛行の感動を伝えた。

 会見にはISSに滞在する日米露の飛行士計13人が参加。頭を下にして画面に映った山崎さんは「シャトルの座席で急に振動がどどど…ときて、本当に宇宙に行くんだと実感がわいた」と米スペースシャトル「ディスカバリー」での打ち上げの瞬間を振り返った。

 自ら開発に携わったきぼうについて「初めて足を踏み入れたときは感動した。今はだいぶ生活感が出ている」と話した山崎さん。ISSで出迎えた野口さんは「仲間がきてくれてすごくうれしかった。久しぶりに日本語をいっぱいしゃべりました」と笑った。

 山崎さんはこれまでの仕事ぶりを「順調で100%がんばっている」と自己評価。「宇宙は女性も男性も関係なく平等に働ける世界。ここでの経験を持ち帰り、宇宙の可能性を伝えていけたら」と話した。

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民主党政権へ 自滅は御免こうむる(産経新聞)

【くにのあとさき】

 政権の中枢に座る人物が、自国の今年度予算を「こんな予算、戦争末期並みだ」と反省しているそうだ。そればかりか、「この国は続くのだろうか」と不安げに語ったという。そんな指導者らを抱えた国民はお気の毒にと思う。

 さしあたり、テロ戦争に苦しむイラクかアフガニスタンの首脳部の言葉なのだろう。しかし、新聞の活字は冷酷だ。よく読めば、わが日本の国家戦略相という要人の言葉ではないか。

 名を仙谷由人という。われら凡夫が思うところを、政府の当事者が正直に語っているらしい。

 それなら、新聞でいうトップ見出しだと思うが、発言の裏には腹黒い政治的な狙いがあると記事にある。国債の格付けがボツワナより下にまで引き下げられたわが国だから、要人発言は軽く、近ごろはみんな鈍感になった。

 腹黒い心とは、参院選に向けてマニフェストの大幅修正につなげる狙いがあるのだという。税収の37兆円に対して新規の国債発行額が44兆円ナリ。収入より借金の方が多いのは、実質、戦後初めてだから異常なのである。

 当の閣僚が「こんな予算は戦争末期に軍事費がふくれあがったときしかなかった」と、テレビ番組の収録でいう。仙谷さんはやはり、正直な人なのかもしれない。

 その昔、北京郊外の盧溝橋事件に際し、財源を無視して「よし行け」といった陸軍の事変拡大派と民主党主流が同じにみえる。財源が底をついているというのに、党主流は「よし行け」と、子ども手当だの高校授業料無償化だの戦線をどんどん拡大していく。

 しかし、あの昭和12年7月、盧溝橋付近で起きた事件の第一報を聞いた陸軍参謀本部第1部長の石原莞爾は「困ったことをしてくれた」とつぶやいた。

 事変の衝撃に石原は、「作戦計画はつくっておるが、戦争計画はないじゃないか」と述べた。国力を10倍にするまで戦争をすべきではないと考えていた。なぜか。

 当時、陸軍省の軍事課にいた中原茂敏によると、広田弘毅内閣は陸軍が昭和17年までに41個師団をつくり、航空142中隊を創設する戦争計画だったという。

 ところが、41個師団をつくろうというのに、弾薬の整備は7・5師団の会戦分しかなかった。1会戦分は3カ月だから、7・5師団が3カ月間やれるだけの弾薬をつくる計画でしかない。

 石原は拡大派が主張する「数カ月で蒋(介石)政権は崩壊する」どころか、自給自足ぶりからみて中国側に「持久戦争にきわめて有利な条件がある」と判断していた。

 しかし、陸軍部内は兵站(へいたん)を無視する拡大論者が圧倒した。石原といえども参謀第1部配下の作戦課や支那課、さらには陸軍省軍事課などを抑えきることができなかった。多勢に無勢である。

 やがて石原は、拡大派の東条英機と対立して左遷されたうえ、予備役に編入される。当時の日本は国力以上に戦線を拡大し、自滅の戦争にのめりこんでいった。

 仙谷さんが石原ばりの知将なのか、それとも政権公約を操る腹芸の達人なのかは知らない。

 どちらにしても、民主党政権は緊急時に使うべき特別会計積立金を使い果たし、国債という禁断の借金を子や孫の世代に残した。この調子で、再来年度予算でも戦線を拡大しそうだ。またも国債に頼れば、わが財政は破綻(はたん)する。

 自滅の道に突き進むことは、二度と御免こうむる。(東京特派員・湯浅博 )

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鳩山首相「厳しい状況でお互いがんばろう」(産経新聞)

【鳩山ぶら下がり】(5日夕)

 鳩山由紀夫首相は5日夕、民主党の小沢一郎幹事長と京セラの稲盛和夫名誉会長と3日に京都市内で行った会談について「厳しい状況の中で、お互いにがんばっていこうという思いを共有した。それ以上のことを申し上げるつもりもない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。

【普天間移設問題】

--先週金曜日に行われた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の関係閣僚との協議で、首相が普天間飛行場のヘリ機能を徳之島(鹿児島県)に移設するよう関係自治体との調整を指示したとの報道があるが、この協議で首相からどのような指示が出されたのか

「それは勝手な憶測の記事であります。私の方からは閣僚のみなさんに腹案に沿って、しっかりがんばってもらいたいと。このことが国民のみなさん、特に沖縄をはじめ、今まで大きな苦しみをですね、ある意味で真剣にがんばってこられた、耐えてこられた方々にとってみても、最大の戦いの場になるということで、まずは腹案にそれぞれがのっとって、しっかりがんばってもらいたい。私からそのことだけ申し上げました」

【小沢氏との会談】

--首相は土曜日に民主党の小沢幹事長、京セラの稲盛名誉会長の3人で会談した。今後の党運営や参院選に向けてどのような考えで臨むことを確認したのか

「うん。これはもう、お招きをいただいた懇親会ですから、あまり難しい話を申し上げたわけではございません。やはり、厳しい状況の中で、お互いにがんばっていこうという思いを共有したことは事実ですけど、それ以上のことを申し上げるつもりもございません」

【山崎飛行士出発】

--まもなく宇宙飛行士の山崎直子さんが宇宙に向けて出発する。国際宇宙ステーションに長期滞在している野口聡一さんと日本人同士による初めての対面も予定されている。どのような期待を持っているか

「山崎さん、がんばってくださいと。まず無事に宇宙で野口さんと会われて、2人の日本人が活躍する。すばらしいことだなと思っています。そういう時代がついに来たんだなあという思いで、とにかく与えられた使命をしっかりと果たしていただきたいなと思っています」

【中国の邦人死刑執行】

--中国できょうにも邦人の死刑囚の死刑が執行される見通しとなっているが、死刑が執行された場合、対中関係、日本人の対中感情、日中関係にどういう影響を及ぼすと考えるか

「お互いの司法の立場が違うということから来る問題であります。しかし、やはり、国民のみなさん方には、当然、中国に対して残念だなあ、厳しいなあという思いをもたれると思いますから、なるべく影響が出ないように、政府としても努力してまいりたい」

【連合との会談】

--きょう連合と会談したが、会談の成果と、連合からはマニフェスト(選挙公約)を大胆に見直すべきではといった要望も出たが、どのように応えていくつもりか

「このマニフェストに関しては、菅(直人)副総理から答えていました。それは財政の問題もあるということで、しかも国民のみなさんがどういうお考えになるかということをしっかりと見極めながらという中で、マニフェストに対して今、(民主党の)検討委員会がスタートして、見直しも含めて議論が始められているということも述べました」

「私もその通りだと思っておりますが、これは古賀(伸明)連合会長から大変いいことをおっしゃってくださったのは、やはり、世論、国民の声、国民のみなさんの気持ちをしっかりと受け止めろと。『世論を巻き込め』という言い方をされましたけれども、世論とともに政権がしっかりとマニフェスト、日本にとって、あるいはマニフェストをどういうふうに変えるかということも含めて、真剣に議論しろということと受け止めました」

--成果は

「あ、成果。それは連合のみなさんとそれぞれ、かなりのテーマ、事業仕分けも含めて、あるいは規制改革の分野とかですね、さまざま、議論をいただいた。議論することができたということは大変な、私は有益なことだったと、そのように思っています」

--古賀会長は「特に政権をとって初めて分かったことについては変えてしかるべし」というメッセージを送ったと思うが、普天間もある意味そういうことだと思うが、政権をとってみて初めて分かったことに対して、今後マニフェストを作るに当たってどのような考えで臨むか

「これはやはり、たとえばわれわれ、無駄遣い、今、なくそうと思って努力しています。政権とる前と、とってからの現実、ある意味で政権の中にいて、政府の状況が今まではブラックボックスであったものが、中が見えてきた。やはり、政権をとった後、分かったことに関してはもっとある意味で修正も含めて大胆にやることもいいのではないかというね、古賀連合会長のご指摘。それはありがたいご指摘だなあ、と受け止めさせてもらいました」

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日本の医療制度を守るために(医療介護CBニュース)

【第102回】白川修二さん(健康保険組合連合会常務理事)

 政権交代後、初となる来年度の診療報酬改定。昨年10月に行われた中央社会保険医療協議会(中医協)委員の人事では、日本医師会(日医)の執行部枠をなくし、12月に決定した改定率では、医科の内訳が初めて示された。従来にないスタイルが次々に打ち出された今回の診療報酬改定を、支払側委員として10月30日から議論に参加した白川さんに振り返ってもらった。今回の改定で実施される、レセプト電子請求が義務付けられている医療機関に対する明細書の原則無料発行義務化などを通じて、患者が主体的にかかわることで、医療費の適正化が進むことを期待している白川さん。そのお話からは、高齢化、医療の高度化が進む中、質の高い医療や国民皆保険制度を今後も維持するために、医療者、また患者に求められているものが見えてきた。(前原幸恵)

-就任から答申までおよそ3か月半。タイトなスケジュールで、膨大な議論を行われたわけですが、今、どのようなお気持ちですか。

 ほっとしています。診療報酬点数の算定要件にまで話が及ぶ中医協の議論には、正直最初は非常に戸惑いましたし、よく分からない状態の時もありました。支払側で毎回、開始前にディスカッションをしたり、また診療側の先生の率直な意見を参考にしたりもしました。まさに勉強しながら臨んだ中医協でした。ようやく今回の改定に向けての議論を終え、そこには支払側として主張してきたことが百パーセントとは言いませんが、かなりの部分入ったので、今、非常に満足した気持ちでいます。

-2月12日の記者会見で、政権交代の影響として、医科の改定率の内訳が初めて示されたことと、日医の代表が診療側委員から外れたことを挙げられました。改めて、この2点についてお考えをお聞かせください。まず、医科の内訳についてはどう思われますか。

 診療側の先生から「これは中医協の権限を侵すものではないか」というような発言がありましたが、わたしも同感です。あれは本来、中医協がやるべき仕事だと思っています。民主党の政策集の中に、地域医療を守る医療機関の入院について診療報酬を上げると明記されていたので、こういう提示をされたのだと思いますが、本来はやはり中医協でやるべき事項だと思っています。

-民主党の「政策集INDEX2009」には中医協の構成・運営などの改革実施が掲げられていますが、どうお考えですか。

 そもそも中医協の機能は法律で定められています。時間をかけて議論をして診療報酬の値付けをする機関で、その精神、法律自体を変える必要は、今のところ全くないとわたしは思います。支払側、診療側、公益委員、専門委員といった専門家が集まり、2年間かけていろんな項目について協議をして、少しずつ合意を形成していくという今の中医協のあり方は、非常にいい仕組みだと思います。

-次に、日医の代表が中医協委員から外れた影響についてお聞かせください。

 政権交代の影響を受けているとは思いますが、日医の先生方が委員から外れた影響となりますと、仮の話なので何とも申し上げられないのですが、中医協で議論が進んでいる間に、日医の方でもいろんな見解を「日本医師会の見解」として出されていました。その中には、中医協で決まったことに反対するような意見もたくさんあったと思いますが、仮に中医協に日医の先生方が委員でいたとして、見解と同じ主張をして、一歩も引かないという姿勢で臨んだのかというのは誰にも分かりません。中医協は、お互い少しずつ譲り合って合意形成をしていく場ですから、どこかで妥協点が見つかったかもしれません。
 支払側の勝村久司委員(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)からは、明細書無料発行の件で、現在のメンバーでなかったら、通らなかったかもしれないというような発言もありましたが、わたしが思うに、明細書の発行についてはマスコミが後押しをしてくれましたし、公益委員の先生方もはっきり賛成とは言われませんでしたが、発行に向け支払側に近い発言をされていたように思います。ですから、実際に日医の先生方が委員になっていたとしても、最終的には合意に達したかもしれません。そういう意味では影響はなかったのではないかと思います。
 ただ、心配なこともありました。中医協は診療側と支払側に分かれて、診療報酬の値付けをする所ですから、組織がバックにあって、それを背負って交渉するのが宿命みたいなものです。それなのに、日本の医師の3分の2が加入している日医の代表がいないことは最初、少し不安でした。
 医師の組織としての代表は、やはり日医ではないかなと思います。病院は病院団体の先生が2人いらっしゃいます。政府関係のほかの審議会などと違い、値付けをする中医協は、コンセンサスを得るためにも、やはり医師の代表として選ばれた方々が委員になるべきだとわたしは思います。

-同じ会見で、「高く評価している。本当によかった」と述べられた明細書について、どういった効果が期待できると考えられていますか。

 公益委員の先生からは、明細書の発行は、医療に対する情報量が医者と患者の間で非対称になっているので、それを埋めるために必要だというご意見がありました。また、患者代表の勝村委員は薬害の証明という意味でも必要と主張していました。いろんな意味合いがあると思いますが、われわれ保険者としては加入者に対して明細書をうまく活用してほしいと考えています。
 例えば、普通のクリニックに行くと、「再診料」と「外来管理加算」が付きますよね。でも「外来管理加算」が何かというのは一般の方、ほとんど知らないと思います。診療報酬項目は医科だけで4000項目あるそうですから、もちろん全部を理解することは不可能だと思いますが、明細書の見方の留意点やポイントなどを健康保険組合が発行しているいろんな雑誌を通じて紹介して、その上でご自身にチェックしていただき、おかしいところがあったら病院や診療所、または健康保険組合に言ってもらうようになればいいということです。わたしたちは、医療費の適正化のために、明細書の無料発行は必要なツールだと思っています。

-白川さんは、患者にとって分かりやすい診療報酬体系へ向かうよう、さまざまな場面で主張されています。明細書の無料発行もその一つだと思いますが、そのほかに何かありますか。

 解決するには診療報酬体系をそっくり変えるしかないと思いますけど、それは難しいでしょうから、現実的に考えると、医療機関が自主的に患者に対して説明する姿勢を持つことではないでしょうか。
 例えば、今は「初診料」は270点ですが、これに「電子化加算」が付くと273点になります。患者側からすれば、医療機関によって270点だったり、273点だったりすると、当然疑問を持つでしょう。医療機関は「電子化加算があるからです」と説明するのでしょうが、「では電子化加算って何ですか」というのが普通の患者でしょう。ですから、患者がこうした疑問を持ったり、不信感を抱いたりすることがないように、病院の会計などで「私どもの病院ではこういう加算が付きます」と掲示をすればいいと思います。「電子化加算で3点加算されます」とか、「電子化加算はこういうものです」とか、そういうことをきちんと掲示すべきだと思います。そうしたとしても、患者側はなかなか分からないとは思いますが、少なくとも診療側には「私どもの料金体系はこうなっています」というのを患者に知らせる義務があると思います。
 現在、患者は原則3割負担ですし、日本国民は医師に対する信頼度が非常に高いので、分からないことがあっても自分の胸にしまって「分かりました」と黙って払っています。国民性でもあるのですが、医療機関側はこうした患者の姿勢に甘えず、料金体系を明示し、必要があればきちんと患者に説明をするべきだと思います。

-今回の改定で重点課題に掲げられた病院勤務医の負担軽減や救急、産科、小児、外科などの医療の再建。こうした現在の医療界が抱える問題を改善し、日本の医療制度を今後も安定的に運営していくためには、どうすればよいと思われますか。

 今、日本では、医療費が年平均約3%ずつ増え続けています。言い換えれば、毎年3%ずつ国民負担が増えているということです。この現状を何とか改善しないことには、根本的な解決にはならないのではないかと、わたしは思います。この伸びをできるだけ抑える努力を国民、保険者、医療界、政府などみんなで行わないと、安定的な制度運営はできないでしょう。今回の改定率の上げ幅は全体でたった0.19%です。一方、今年度の上半期の医療費の伸びは3.9%と発表されました。このギャップに国民もマスコミも注目すべきです。
 昔を思い出してみると、簡単な風邪などは、自宅でおばあちゃんの知恵などを頼りに治していたものですが、今はすぐ病院に行きます。そうした医療費というのは、国民経済的に非常に負担が大きいのだという認識を一人ひとりが持たなくてはいけないと思います。医療機関へのフリーアクセスのいい点だけでなく、問題点にも目を向ける必要があります。そうした意識改革なしには、安定した制度を確立することは絶対にできません。

-それぞれの立場でもっと抑制的にならなければいけないということでしょうか。

 そうではないでしょうか。医療が本当に必要な方は高齢化とともに増えています。医療の高度化も進み、その分コストも上がっています。これは世の中の進歩ですし、高齢化も含めやむを得ないことですが、一方では削れるところは削っていくべきです。このまま際限なく増えていけば、とても財政的に立ち行きません。このままいけば、何十年か先には、国民負担が過重となり、国も医療への投資ができなくなり、保険者も負担に耐えかねて破綻という事態になるでしょう。そうならないためにも、国民全体で議論してコンセンサスを形成していくなど、いろんな工夫を少しずつ積み重ねるしかないと思います。
 生まれた時からフリーアクセスで、負担額は少なくて、世界的にもかなりレベルの高い治療を受けられるのが当然だというふうに国民は皆思っていて、空気と同じように医療を考えていると思いますが、それでは駄目です。例えば3割負担ではなく、10割窓口で支払い、後で7割を償還するというふうにすれば、少しは医療費負担の厳しさが分かるかもしれないと思いますが、そうすると治療費を払えない人が続出するので、もちろんできません。ただ、医療を取り巻く環境はだんだん厳しくなっています。そんな中で、診療報酬を上げるという解決策ではなく、医療機関も国民も無駄を省き、一人ひとりが自分のかかわる医療について目を向け、考えることでの改善が今、求められていると思います。


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